女性は妊娠すると便秘になりやすいと言われています。
多くの妊婦さんが便秘で苦しんでいるのではないでしょうか。
そして多くのお母さんが、妊娠時代にそんな経験を持っているはずです。

どうして妊婦さんは便秘になりやすいのでしょう。
まず、女性ホルモンが大きく変化するからだと考えられています。
妊娠すると女性ホルモンバランスが今までとは大きく変わってしまい、腸の動きが悪くなってしまいます。

そのせいで、排便のためのぜん動運動がうまくいかなくなるのです。
また赤ちゃんに栄養が行くので、お母さんはかたい便になりがちです。
様々な方向から、便秘になりやすい体質になってしまうのです。

今まで全然大丈夫だったという人でも、妊娠した途端にとても頑固な便秘になってしまうことは多いです。
妊婦さんが大変なのは、便秘になってしまっても便秘薬を飲めないところにあるのではないでしょうか。
おなかの中に赤ちゃんがいるので、刺激的なものを口に入れるのは赤ちゃんの危険にも繋がってしまいます。

なので、とても刺激的で強烈な下剤なんてもってのほかです。
妊娠していて便秘になってしまった人は、乳酸菌生活を送るようにしましょう。
乳酸菌は私たちの体にもともとあるものなので、それによる副作用の心配は全くありません。

必要以上に摂取してしまったとしても、体が余分だと感じた分は便になって体の外に排出されます。
何の心配もなしに、乳酸菌を体に取り入れることができます。
乳酸菌は赤ちゃんの成長の手助けもしてくれます。

免疫力がアップして善玉菌も増えるので、健康づくりにとても効果的です。
つわりがひどいとあまり食べ物を口にできなくなりますが、乳酸菌が含まれている食べ物は栄養価の高いものも多いので意識して少しでも食べるようにすると良いでしょう。
妊婦さんはサプリメントで乳酸菌を体に取り入れるよりも、やはり食品で取り入れた方がより健康的だといえます。
乳酸菌が含まれている食品は和食に使われていることが多いので、大豆の発酵食品であるお味噌や醤油、納豆・漬物などを食べていくようにしましょう。
便秘解消だけでなく、これらの食材をバランスよく食べていくことで風邪を引きにくくすることができたりもしますので、デリケートな妊娠中には積極的に摂っていただきたいです。

また、乳酸菌生活に加えて水分補給等も意識するとより効果的に便秘解消できます。